県上田地域振興局では、当法人が行う養蚕から製品化、春蚕『はるご』の飼育の現場、桑畑から蚕室、繰糸、製品となっている織物、着物等を視察した。開始から9年となる当事業を永原龍一局長はじめ同行3名の方々が、製品となっている上田柳条『うえだじま』の着物、反物、5千本の桑の桑園で春蚕の桑葉採取を行う作業現場など熱心に見学されていました。

「和」の文化は、次世代に。

 上田は歴史と文化をはぐくんできた町であり、「和」の文化は、次世代に伝承し発展させていきたいものの一つです。
 ところで多様化する中で、伝統文化を受け継いでいくべき子供たちを取り巻く環境は多くの課題を抱えており、家庭・学校・地域を挙げての取り組みが必要となっています。


 心の通い合った教育が必要であり、画一的にない、きめの細かい対応をするべく、地域全体での対応が必要であると考えております。

自然環境や歴史文化の保全、
障害福祉サービス事業・就労施設としての
役割と新しい観光振興。

 当法人では、上田産の「ブランド繭」を育成するために地場産業として「養蚕」を復興し、地域の人々との連携の中で「蚕都上田」の魅力と特色を高める活動を行っています。
 障害福祉サービス事業所の就労施設としての役割も担い、個人や趣味のサークルの延長ではなく実業として、この地域においての蚕業・絹業にも寄与しております。

 地域活性化のための観光ツーリズムによる町づくりでは、自然環境や地域の歴史文化を対象とし、それらを体験し学ぶとともに、対象となる地域の自然環境や歴史文化の保全に責任を持つ観光振興であると考えます。新しい旅行のあり方を考えてまいります。

地域の伝統文化活性化のために


 私たちは伝統文化を発展・継承させていくために、地域社会を活性化させ、伝統文化を高齢者から子供たちへ継承する環境づくりを積極的に行い、地域社会に貢献する活動を展開したいと考えております。
 具体的には「和」をコンセプトに、文化伝承のための「和裁教室」「和の講和会」「礼法講座」等を開催してまいります。

農業Sioda farm

伝統野菜、地域野菜を復活。
地域の気候風土にあった野菜として、この地に確立され、長い年月の中で土地になじみ定着してきた地域の野菜を大切に守ります。

うえだみどり大根

鮮やかなみどり色が特徴の地大根。
適度な甘み、辛みがあり調法な料理素材として根強い人気の伝統野菜として好まれています。

ミニトマト

おいしい野菜を販売

エゴマ

健康・美容にエゴマを生産栽培